フェムト秒赤外レーザ

特徴

・超短パルス幅
フェムト秒（10⁻¹⁵秒）の極めて短いパルス幅で、超高速現象の観測や高精度加工に適している。


・高いピークパワー
短時間にエネルギーが集中するため、非常に高いピークパワーを達成し、非線形光学現象や高強度場の研究に有用。


・赤外線波長
赤外線域（700 nm～1 mm）の波長を持ち、生体組織や半導体材料への透過性が高く、医療や材料加工に適している。


・多光子吸収
多光子吸収を引き起こし、深部の材料加工や生体イメージングに応用可能。


・熱影響の低減
パルス幅が短いため、熱によるダメージが少なく、精密加工や医療用途に適しています。


・広帯域スペクトル
超短パルスにより広帯域スペクトルを持ち、分光分析や周波数コム生成に利用される。


・高繰り返し周波数
高繰り返し周波数で動作し、高速処理や高分解能イメージングが可能。


・非線形光学効果
高強度光場により、高調波発生や自己位相変調などの非線形光学効果を果たす

主な用途

･OLED切断
･ガラス切断および溶接
･フィルム切断
･切断およびカプセル化
･医療機器製造

加工例

仕様